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食事は旅行の大きな楽しみのひとつと言っていいだろう。しかし僕のように低予算の単独旅行者にとっては、必ずしも楽しい食事ばかりとは限らない。時にはゲテモノ紛いの食べ物を、鼻をつまんで飲み下すようなこともある。しかしそれもまた、貴重な思い出になるものなのだ。今回は大連旅行での食事を公開!
これは泊まっていたホテルから少し歩いたところにある屋台村のようなもの。肉や魚、その他、得体の知れないものを串に刺して炭火で焼いている。客は近所のオジサンや学生達。ビールを片手に串焼きを食べながらワイワイやっている。 日本を出発する前に、大連についてネットで調べていたとき、ある人の大連旅行記のなかでこんな一文を見つけた。「通り沿いには安食堂が並んでいて、『麻婆豆腐4元(約60円)』などと書かれたメニューが掲げられている。一体どんな麻婆豆腐を食わされるんだか」彼はきっと、ツアー旅行の経験しかないのだろう。麻婆豆腐が4元という値段、これは中国ではごく普通の値段で、別に怪しげなものではない。こんな店構え、確かに一般的な日本人の感覚からすると怪しく思えるのも無理はないが・・。ちなみにこの店の麻婆豆腐は5元。 店の中はこんな感じ。中国の一般的な「大衆食堂」といった赴きだ。出てきた麻婆豆腐はなかなか美味しい。値段は日本の1/10ぐらいだろう。麻婆豆腐に加えて大盛ライス(2元)とお茶(1元)、全部で8元、約120円でこれだけ食べられる。ボリュームも満点で超満腹。 さて、これはどちらも「麻辣豆腐蓋飯」というもの。「麻婆」ではなく「麻辣」だ。婆と辣がどう違うのかは、食べてみてもよく分からない。「~蓋飯」というのは、日本で言う「~丼」のようなもので、ご飯の上に具が乗っている料理。いずれも4~5元(60~75円)といったところ。 ワンタンとビールで100円もしない。僕が今回の旅行で必要に迫られて覚えた中国語は「碑酒」(ビールのこと。「ぴいちょ」と発音する)。大連の食堂でビールを注文すると、冷えているものか、常温のものかを訊かれる。この店のビールは凍る一歩手前まで、キンキンに冷えていて、個人的には好み。 餃子を食べてみようと思い、メニューに「餃」の文字のある店に入ってみた。他の客が食べている餃子を指差して注文。味はなかなか。これで75円。 隣のテーブルでは、小学生らしい女の子が二人、宿題をやりながら、うまそうなものを食べている。中華料理によくある、トマトと卵を炒めたものがご飯の上に乗っている。店のオヤジに、身振り手振りで「あれは何と言う料理?」と尋ねると、「カエ・ファン」と教えてくれた。そうか、卵のことを蛋、そういえば「蛋飯」という文字を見たことがある。今度注文してみよう。 翌日、他の店のメニューに「西紅柿蛋飯」という文字を見つけた。西紅柿はトマトのことだから、これってもしかしてあの「蛋飯」のようなものでは?と早速注文。しかし出てきたのがコレ・・・。確かにトマトと卵だけど・・トマトが多すぎ、卵が少なすぎ。お味のほうは・・・名付けて「トマトソースぶっかけご飯」だ。うぇ~まじぃー(><)この付近には、こういう大衆食堂がずらりと並んでいて、食事時はほとんどの店が賑わっている。後から気づいたのだか、この店はいつでも閑散としていた。やっぱり客の入っていない店に入っちゃいけないね。 一見、クリーニング屋のようなこの店構え、「Café Trattoria」とは大胆不敵に思えるネーミング。するってぇとおまえさん、もしかしてイタ飯屋さんなのかい?近づいてメニューを見てみると・・・スパゲッティ・ボンゴレロッソ・・・おお、イタリアンだ。しかしイタリアンはその一品だけ。あとはビーフ・カレー、フライド・チキン・・・・うーむ。すると店の人が、待ってましたとばかりに飛び出してきてしまった。この辺の食堂には珍しく、きちんとした身なりのお兄さん。面白そうだ、入ってみよう。 おお!おしゃれ~!・・・と一瞬思った。店内には何とスタンダード・ジャズが流れている(中国でスタンダード・ジャズを耳にした経験などは後にも先にもこの時だけだ)。かなり頑張っている。しかしよく見れば店内はすごく安普請。まるで学園祭の時の、どこかのクラスのやっている、なんちゃってレストランみたいな感じだ。店に入る時に見えた厨房の中にはコック帽をきちんと被ったシェフ(?)が。従業員は二人だけらしい。この二人、「気分は高級レストラン」。客は夕食時なのに僕一人。妙にうやうやしく注文をとりに来たお兄さんにボンゴレを注文すると、それはもう売り切れだという。仕方ないのでフライドチキンのコース(?)を注文した。 完全に「その気」のお兄さんが、テーブルの上にフォークとナイフ、スプーンをこれまたうやうやしく並べ、ポテトスープを運んできた。スープは見た目も綺麗で、味も本格派。 しかし続いて出てきたメインディッシュには笑ってしまった。ただの「から揚げ定食」じゃないか(笑)しかも家庭科の調理実習で作ったみたいな、絵に描いたような盛り付け。味の方はなかなかのものだった。メインのあとにはコーヒーと、デザートのクッキーまでついている。お値段のほうは、さすがに「高級レストラン」他の食堂の二倍ほど。といっても200円程度なんだけどね。ああ面白い店だった。後日、この店の前を度々通りかかると、いつでもあの「うやうや兄さん」と「なんちゃってシェフ」が店の前に立って、「お客、こないなぁ~」という感じで通りを眺めていた。この店、この界隈の客層にはちょっと「敷居が高い」のかも知れないね。笑 トラットリアの食事は僕にとって軽すぎた。まだ満腹には程遠いので、何かスナックを食べようと、道端の屋台を見て回った。電気がないらしく、真っ暗な中で営業しているこの店、そういえば昼時は黒山の人だかりが出来ていたからきっと美味しいんだろう。売り物は「なんたら焼菓子」。お値段は15円。ひとつ注文してみた。オヤジさんはクレープ用の丸いプレートに生地を敷き、味噌のようなものを塗り、卵を割って野菜やら薬味やらソーセージなどを入れてぐるぐる丸めて・・・ビニール袋にバサっと入れて、ポイ、っと放ってよこした。部屋に帰って明るいところで食べよう。 これがその何たら焼菓子。何だねチミは?チミはそれでも食べ物なのかね?匂いも気にいらん!警備員!今すぐこいつをツマミ出してくれたまえ!・・・と叫びそうになったが、見ているうちに、この焼菓子クンが哀れに思えてきた。仕方ない、食べてやるか・・・。オエ、、、マズい~(;;)何とか半分食べてギブアップ。 つづく。
by deepblue-ryu
| 2005-10-21 15:04
| ■旅行記/旅行
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